消化器内科
消化器内科
消化器内科は消化器の早期がん発見に努めます。食道・胃・十二指腸・大腸に関しては内視鏡で検査します。つらい検査と思われがちな為、内視鏡検査を敬遠される方が多くいらっしゃいます。診断の遅れにならない様、細い内視鏡を使用し、苦痛の少ない検査を目指します。必要に応じて血圧・脈拍・呼吸状態の監視下に鎮静(静脈麻酔剤の投与)をかけ苦痛を減らした内視鏡を行います。麻酔をした場合は検査後2時間クリニックで休んでいただきます。お車での来院はお控えください。
肝臓や胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓に関しては肝嚢胞や肝血管腫、胆嚢結石、ポリープ、急性胆嚢炎などの良性疾患や癌の診断を行います。ただし、膵臓に関しては体表からの超音波だけでは癌の診断は確実ではありません。描出困難(見えない)な場所はCT・MRI・超音波内視鏡などの精密検査が必要となります。その際は近隣の総合病院での検査を紹介させていただきます。
内視鏡や超音波検査以外でも癌の発見が一部可能です。便潜血検査やピロリ菌感染は大変有用で、がん発見の契機となります。
また、食欲不振や腹部不快感、吐き気、胸やけなどの腹部症状(ディスペプシア)がストレスや不規則な生活、飲酒喫煙などで発症することがあります。治療に時間を要することもありますが内服治療を中心に加療してまいります。
胃・十二指腸潰瘍はピロリ菌感染の減少に伴い減ってきておりますが抗凝固薬(血液サラサラの薬)や鎮痛剤、免疫抑制剤(ステロイドなど)の内服などで問題をきたす事があり注意が必要です。
潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患も増加傾向です。時に慢性化し長期の治療を要しますが、多くの薬が開発され投薬でコントロールされるようになってまいりました。しかし、劇症型も存在し緊急手術を要する場合もありますので注意して治療していくことが重要です。
がんの診断から治療(内視鏡切除を含め)を多数経験してまいりましたが、手術や処置が必要な場合や診断が難しい場合などは総合病院へ紹介させていただきます。
など